4年 小野泰誠
こんにちは。生田から紹介にあずかりました、4年の小野泰誠です。
生田はスタイルが良く、かっこいい男です。格闘技が好きで、今は順調に練習を積めているようなので、このまま秋以降のレースで結果を出してほしいと願っています。
今回は、私がこの4年間で学んだこと、感じたことについて書こうと思います。
前回のブログでも触れましたが、私はこの4年間、故障がなかなか治らず、何度も繰り返しました。レースはもちろん、全体練習にもほとんど参加できませんでした。私の故障は、陸上をやっている人にすら理解してもらえないことが多く、どうしていいかわからないまま、自分で考えて、自分で調べて、黙々とやっていました。
たまに心を許せる友達にだけ、弱音や愚痴を吐くことがあったくらいで、基本的には誰にも頼れませんでした。
故障して、走れない自分に対して、平気で傷つくようなことを言ってくる人もいました。
「また怪我したの?」「いつまで休んでるの?」そんな言葉をかけられるたびに、何も言い返せず、ただ飲み込むしかありませんでした。
走れないのは事実で、自分が悪いと思っていたので、否定することもできなかったです。
1年生の頃から、「いつかは全体練習に混ざって、みんなと同じように練習を継続し、合宿に行き、辛い練習を乗り越えられるようになるはず」と思い続けてきました。でも、その日は来ませんでした。
「今度こそ」と何度も思いながら走り出しても、また痛みが出る。その繰り返しでした。走ること自体が怖くなり、「どうせまた痛くなる」と、スタートを切る前から諦めてしまうこともありました。不安や恐怖は、次第にトラウマのようになっていたのだと思います。
とにかくこのままじゃダメだと思って、治療法やトレーニングを変えてみたり、走り方を一から見直したり、あらゆることを試しました。けど、それが正解だったのかはわかりません。もしかしたら、ただ遠回りしただけだったのかもしれません。
それでも、自分の中で一つだけ決めているのは、「せめて記録会に出て、自己ベストを出して卒業する」ということです。
自分が思い描いていた陸上生活とは、180度違う形になったけれど、それでも最後くらいは陸上に向き合って終わりたいと思っています。
卒業後は一般企業に就職し、第二のキャリアを歩みます。
もし、社会人になって気分転換にジョギングでもする機会があれば、そのとき自分がどう感じるのか、少し気になっています。
楽しく走れたなら、その時こそ、ようやく過去の自分と区切りがつけられるのかもしれません。
1月まであと数ヶ月ですが、最後までよろしくお願いいたします。
次回のブログは磯です。
磯はリーダーとしてチームを引っ張っていける存在だと感じています。これからの農大に必要不可欠な存在で、その磯の力強い走りが僕は好きです。
それでは次回、よろしくお願いします。