4年 髙島侑翔(主将)
ブログを読んで頂きありがとうございます。
小島岳斗より紹介にあずかりました。4年の髙島侑翔と申します。今年度2回目のブログ更新となります。
岳斗の存在には大いに助けられました。故障の期間が長かった彼が4年目にしてようやく実力を発揮し始めたことで、チーム全体の勢いがより一層増したと感じています。岳斗こそ苦しい時期が長く続いたと思いますが、最後まで諦めずにチームの一員として戦い抜いてくれて本当にありがとう。今後のさらなる飛躍を期待しています。
まず、今年度の成績についてですが、最大の目標である箱根駅伝に出場することが叶わず、非常に悔しい思いをしました。日頃から応援してくださっている多くの方々の期待に応えられなかったこと、昨年度の先輩たちに続いて連続出場できなかったことに対して本当に申し訳なく思っています。
私個人としても、関東学生連合チームとして箱根駅伝に出場するチャンスを掴みましたが、前半シーズンの練習不足が影響し、箱根駅伝予選会で受けた慢性疲労を引きずってしまい、最後まで調子を上げきることが出来ず、箱根駅伝の出場は叶いませんでした。
しかし、今年度の経験は、私にとって決して忘れることのない貴重な経験であったことは間違いありません。
主将として迎えた昨年の1月、気合が入りすぎた結果すぐに故障し、その影響で箱根駅伝予選会の1ヵ月前までまともな練習が出来ずにいました。恥ずかしながら、途中までは、自分が一番辛いはずなのに、周りの人はなぜ気にかけてくれないのかと、非常なまでの自己中心的な考えに囚われていました。
自分の過ちに気づかせてくれたのはチームメイトです。チームメイトは毎日必死に練習し、身を削って取り組んでいて、とても苦しいはずなのに常に明るく振舞っています。もしかしたら、自分よりも練習に取り組んでいる彼らの方が余裕がないのかもしれないと徐々に感じるようになりました。それからは、自己中心的な考え方を捨てて、常に謙虚な姿勢を心がけて競技に取り組んできました。
9月に入ってからは膝の痛みもなく、順調に復帰することが出来ました。長く続いた故障期間でしたが、この苦しみを乗り越えられたのは、間違いなく仲間の支えがあったからです。私が全体練習に合流してからは、チームの雰囲気も一変し、予選会突破への自信や手応えを強く感じていました。結果はわずか1秒差で本戦出場を逃し、非常に悔しいものとなりましたが、この1年を通して部員一人ひとりが確かな実力をつけることができたと感じています。チーム全体としても大きく成長した1年だった思います。しかし、箱根駅伝に届かなかったという事実は変わらず、これまでの取り組みでは他校と比べて力が及ばなかったことも事実です。後輩たちには今年の経験を活かし、来年度に繋げていってほしいと思います。また、自分たちだけが成果を得る1年にするのではなく、次の世代の後輩たちが自分たち以上に良い経験を積めるよう、将来の農大陸上部がさらに強くなるための土台を築いていってほしいと思います。
箱根駅伝予選会の後は、関東学生連合チームの一員として箱根駅伝に挑みました。自分の実力不足もあり、他のメンバーと肩を並べて走ることはできませんでしたが、最後の箱根では、走りでチームに貢献できない分、せめて付き添いとしてチームに貢献しようと決め、心からチームメイトを応援することが出来ました。関東学生連合チームの一員として貴重な経験を積むことができ、本当に充実した時間を過ごせたと思います。
最後になりますが、これまで温かく応援してくださった皆様に、心から感謝を申し上げます。これからも引き続き農大陸上部の応援をよろしくお願いいたします。既に新体制がスタートしていますが、彼らならきっと成し遂げてくれると信じています。皆さんにも、これからの後輩たちの挑戦を温かく見守っていただけると幸いです。
4年 岡部日向子(主務)
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。小島(がっくん)より紹介に預かりました、主務の岡部日向子です。
チームでいちばんの頑張り屋さんながっくん。時には心配になるくらい自分を追い込んでいる時もありました。がっくんは来年もチームに残るので、絶対に箱根駅伝を走って欲しいです。彼のこれまでの努力が必ず報われることを祈っています。
先日の小島のブログで今年度の部員全員のブログは終了いたしました。この一年間、部員それぞれの思いが綴られたブログをご覧いただき誠にありがとうございました。
ここからは少し私の話をさせてください。
箱根駅伝を終え、引退しました。
1秒差。たった1秒、正確には1秒もないかもしれませんが、箱根駅伝の出場を逃しました。こんなことってあるんだ。これまでの人生で一番泣きました。涙が止まりませんでした。なにもかも失った気がしました。
「東京農業大学」としての出場を果たすことはできませんでしたが、私は最後まで懸命に戦ってくれた選手たちのおかげで、学生連合チームのマネージャーに選出されましたが、正直、複雑な気持ちでいっぱいでした。うまく気持ちが切り替えられる自信がなかったです。それでも、私のずっと夢だった「運営管理車に乗る」ことが実現できる最後のチャンスだったので、悔いの残らないようやりきることを決意しました。
周囲の皆さんに恵まれ、私は往路・復路ともに学生連合チームの運営管理車に乗りました。
運営管理車から見る景色はコンサートのアリーナ席とは比べ物にならないくらい格別で、沿道はどこを見てもたくさんの応援の人々で埋め尽くされています。こういった夢の舞台を走る選手の後ろ姿をただ見届けるだけでは満足できなかった私は、半ば強引に監督からマイクをもらい選手に声掛けをしました。悔いはありません。この2日間やりきりました。学生連合チームは無事に最後まで襷が繋がり、私は夢の舞台を終えました。
4年間マネージャーをして、楽しかった思い出もありますが、辛い・悔しい思い出の方が記憶に残っています。時には挫けそうになり、何度もマネージャーを辞めようとしました。それでも、支えてくれる方々がいたおかげで最後までやりきることができました。こんな未熟な私を支えてくれてありがとうございました。
10年間の陸上人生。本当に楽しかった。ありがとう。
来年こそは必ず後輩たちが箱根駅伝に出場してくれるはずです。「東京農業大学」が箱根路に帰ってきます。皆さん楽しみにしていてください。私の思いや同期の思いは後輩たちに託しました。
最後に、主将の髙島。この一年間チームを引っ張ってくれてありがとう。
日頃から東京農業大学陸上競技部を応援してくださっている皆様、誠にありがとうございます。これからも精進して参りますので、変わらぬご声援の程よろしくお願いいたします。